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夕張市石炭博物館

万字の道をずっと辿っていくと、夕張の中心地に出るのですが
今まで大夕張方面ばかり行っていて、こちらはご無沙汰。

なので、炭鉱遺産を巡っている者としては、行っておかなきゃな…と
思っていた石炭博物館、せっかくここまで来たらとやっと見てきました。

ただ、昔小学校の頃、見学旅行なんかで一度来た記憶があるのですが。
さすがにその頃何を見たかとか何を学んだかなんて、覚えてはいない。
ので、お初気分でございます。

言わずもがな、「石炭の歴史村」内にある施設ですが
その歴史村が、この博物館を残してほぼ廃墟状態となっており
なまじ広い敷地なだけに、その駐車場に辿り着くまで荒涼な風景を見せつけられるという。

こんな状態になっていたことを数年前まで知らなかったので、
入場料めっちゃ高いんだろうなあ…と敬遠していたというのもあります(ー_ー;)


th_IMGP4524.jpg
曇りがちでこんなですが
シンボルの立坑、これは印象に残っている。

意外と手入れはされているらしい。


th_IMGP4525.jpg
こちらが博物館の建物。
ここだけは大振りで立派な施設。

隣に、石炭生活館?というものもあったのだそうだけど
このときはすでに閉鎖されていた。残念。


私とほぼ同時に来たご夫婦が先に入っていったので、
後を追う形で入館。

入館料は大人1230円。ちょっとお高めなのに一瞬怯むが
頻繁に来れるわけでもないので、思い切る。
半端分は多分、消費税増税のためだろう。


th_IMGP4528.jpg
館内撮影は、絵画作品以外はご自由に、とのこと。
確認は一応しておいた方がよいでしょう。

巨大なエアコンプレッサーのあるエントランスホールから始まり、
まずは古代からの石炭の成り立ちから。

アンモナイトもたくさんいました。
が、この時点でじっくり見てしまうと、坑道体験には間に合わないかも…

入館したのは15時頃、閉館は16時半と、地味に時間がなかった…


一緒に入館したご夫婦は、さらっと見て先に進んでゆき、
余裕で一人取り残されて貸し切り状態…


th_IMGP4532.jpg
北海道内の、各炭鉱で採れる石炭など。
それぞれ見た目も性質も違っているようだ。

これは、あの雄別炭鉱のもの。
霜降りみたいだ。

モニターで、当時の炭鉱の様子なども流れていて
足を止めてしまう。が、これずっと見てしまったら坑道体験に間に(ry


th_IMGP4539.jpg
2階へ上ると、石炭エネルギーの利用の歴史など
様々な石炭の加工、利用方法などの解説。

袋のデザイン、昭和だなあ。


th_IMGP4541.jpg
そして、炭鉱の人々の生活などの写真パネルが大量に。
記録写真なのに、アートを感じる。


th_IMGP4545.jpg
写真に添えられたキャプションも、大変興味深い。
過酷な坑内労働、口語で記されると生々しくも心を打つ。

北炭の爆発事故の新聞記事なども、隠すことなくふんだんに展示されていた。


th_IMGP4547.jpg
懐かしい、石炭ストーブ。

小中学校のストーブが、こんな感じのコークスストーブだったのですわ。


th_IMGP4554.jpg

th_IMGP4555.jpg
奥に進むと、炭鉱にまつわる様々な道具や友子制度の解説など、
とにかく展示数が多くてかなり驚く。

ひと通り見たとはいえ、じっくり見るとおそらく全行程
2時間は平気でかかってしまうかも。それくらい見たかったが…


th_IMGP4560.jpg
そして、やっとこちらへ。
ここから、地下1000mの坑道へ降りていきます…

とはいえ、本当に1000mも降りる訳ではない、です笑
せいぜい3〜4階程度か。



th_IMGP4561.jpg
坑道内、ここから採掘の歴史を蝋人形を用いて展示。

なかなか見応えありそう。
だけど、坑道内肌寒いので薄着をしてくると後悔するかも。


th_IMGP4562.jpg
ほぼ手作業で、女性も労働力だった時代から、


th_IMGP4568.jpg
次第に機械化されていき、


th_IMGP4574.jpg
災害時の救援隊まで。

人形の作りがとてもリアルで、動き出しそうなくらい。


そして、この先でスタッフの方がライト付きヘルメットを持って待機。
それを受け取って、装着してまっくら探険へ…
(スタッフさん、めっちゃ待たせていたんじゃないだろうかと…)


th_IMGP4579.jpg
ここからスタートです…
今度は空間もぐっと狭くなる。


th_IMGP4583.jpg
まっくらとは言え、こちらにもところどころに展示物があるためか
最低限の明かりはあるので、手探り状態というわけでもない。


th_IMGP4585.jpg
しかし、閉所恐怖症の人は坑内作業など出来なかったのではなかろうか…




th_IMGP4589.jpg
いつ来るかもしれない崩落やガス突出の危機もあり。
常に危険と隣り合わせ。

そのために様々な安全策を構築してきたものの、
生産性を最優先してそれを軽んじてしまった結果は、必ずと言っていいほど悲惨なものになる。

国の発展は、常に末端で働く人々の苦労と犠牲が伴う。
それは、国民一人一人にも責任が伴うものなのではないだろうか、と。

利便ばかりを重視すると、必ず誰かの首を絞めることになる。
そんな不安定なバランスの上に、文明って成り立つのかな。


th_IMGP4592.jpg
順路の最後の方に、初期の「たぬき掘り」と呼ばれる
採掘の様子が展示してあった。

夫婦一組で従事することが多く、
掘る役とそれを運び出す役で採掘していたそうな。

さらに採掘量と効率を求めて技術向上していったことは、素直に凄いと思った。


凄いと思ったのは、この博物館に関してもですが。
石炭産業に関するあれこれは、まずここに来れば多くのことを知ることができるし
展示物の総数も、真剣に見ようと思えば1時間半程度ではまったく足りないくらい。
写真も正直、ここに載せたのはほんの一部中の一部です。

入館料がそこそこするので(それだけの価値はあると思います)、
ある程度ゆっくり見ないとお得感もないかと。

少しでも産業遺産とか、原発云々などエネルギー問題に関心がおありの方は
足を運ぶことをおすすめします。

財政的に苦しいようですが、夕張市にはこの博物館だけは変わらず保存していただきたいです。


つづく。


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