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旧上藻別駅逓所―鴻之舞資料館

遺構も途切れ(坑口は多分、見落とした)そろそろ鴻之舞も通り過ぎたかな、と
思ったところに、この看板が見えました。

CIMG3674_20130805210541f74.jpg
見覚えがある。
遺構はあまり残ってないけど、こんな施設があるという話はちらっと聞いていた。
けど、目的は道の駅、まだまだ先があるし時間がね…

と迷った挙句。


CIMG3673_201308052112124a3.jpg
ここまで足を延ばせる機会もそうそうないので、
ええい!と勢いで入ってみることに笑

古民家的な(戸や窓など一部新しいもののようですが)、木造の味のある建物。

先客は誰も居なさそうだったのでちょっと勇気が要りましたが
入口の引き戸を開けたら、駅逓保存会の年配スタッフの方が迎えてくれました。

どちらから来ました?とか、こちらに縁のある方ですかとか、
挨拶的な会話を交わしつつ、この施設の説明をしてくれました。
(私はなんの縁もないので、まあ古い建物とか産業遺産に興味があって、というようなことを話した)

撮影はご自由にどうぞ、とのことでしたので、見つつ聞きつつ撮りつつ。


CIMG3671.jpg
お邪魔してみると、なんと、
民家の中にびっしりと、レトロな物品がずらりと並ぶ
カオスながらもノスタルジックな空間が。

CIMG3637.jpg
これは萌えます!

古い壷に湯たんぽ、ジンギスカン鍋などなど
特に、鉄瓶は惹かれます…!これでお茶飲みたい!!←貧血にも効く

当時の生活用品など、鴻之舞で生活されていた方からの寄贈品のようです。


CIMG3659.jpg
先ほど、碑だけだった
大山祇神社がここに。

ご神体をこちらに移したのでしょうか。

そして「鴻之舞資料館」と。
これは、もしかしてすごい施設なんではなかろうか…


CIMG3658.jpg
駅逓(えきてい)とは、北海道の開拓時代に、物資の運搬などで町村を行き来する人に対して
馬を貸したり宿泊の場として提供していた場所のこと。

隣町(村)との距離が長いため、その日のうちには着けないことが多かったので
中継点としての休憩所だったり、また郵便局の役割も兼ねていたそうだ。


CIMG3662.jpg
配達に行くクマーっ!|´(・)`)ノ

こちらは、現役当時の正面玄関だったらしい。

CIMG3663_2013080521164925a.jpg
登録有形文化財になっている、とても貴重な建物。

CIMG3664.jpg
運搬に使っていた馬は、こんな感じだったんでしょうか。

CIMG3648.jpg
最奥の部屋が、壁一面に鴻之舞現役時の写真が展示されていて、
これはものすごく資料的価値のあるものと言って良いでしょう。

廃墟遺構を見たすぐあとに、その現役時の姿を見られる経験は
なかなかめずらしい。

CIMG3644.jpg
そして、鴻之舞の入口近辺にあった「金八トンネル」の名前の由来は
芸者「金八姐さん」から来ているとのこと!

石北線の中継地点の新道開削に、遠軽と丸瀬布が名乗りを上げたが
丸瀬布の料亭芸者の金八姐さんが、訪れた調査官を手厚くもてなしたことが
丸瀬布側に軍配が上がったきっかけになったと言われている。

陰の功労者として、芸者の名を峠やトンネルにつける例もとてもめずらしい。


このお話もスタッフの方がしてくれたのですが、女性である私にたいして話すのは
ちょっと恥ずかしそうというか照れくさそうだったのが、印象的でした笑


CIMG3643.jpg
こちらも熱く語ってくれまして
「恩栄館」という、当時の鴻之舞の映画館。
炭鉱、鉱山街での代表的な娯楽といえば、映画でした。

こちらは2千人以上は収容できる、北海道内でも大きな規模の映画館だったらしく。
建物のデザインが斬新で目を引きます。

遺構というか土台的なものだけでも残っていたら見たいなあ、と思い
聞いてみたら、さすがにもう取り壊してしまっていて何も残っていないとのことでした。


CIMG3655.jpg
鴻之舞で採れていた、鉱石など。
金成分が混ざっていて、キラキラしている。

その中のひとつを触らせていただいたのだけど(なんと!)掌の大きさでも結構ずっしり。


CIMG3645.jpg
このジオラママップが、また興味深くてですね。

CIMG3649.jpg
あの鴻紋軌道も再現されている。
沈殿池は、すぐ傍にあったんですね。

ちょっとこれ欲しくなった笑

CIMG3661.jpg
あの「ルパン三世」のモンキー・パンチさんも、少年時代に鴻之舞に在住されていた。

CIMG3657.jpg
なつかし黒電話。交換電話もあります。

他にも載せきれないほど、鴻之舞関係の資料や、当時の生活用品など、
古いものが好きな人ならたまらないようなものが沢山、展示されています。
(これでもほんの一部…)


CIMG3670.jpg
2階にも上がれます。

みしみしと、木造古民家ならではの軋み音が味わい深い。


CIMG3669.jpg
こちらはうって変わって、応接室のように小奇麗な空間。
数年前に、韓国映画のロケも行われたという。

鴻之舞では、朝鮮労働者も多数働いていたという。
無念の想いで物故された方も多いだろう。


CIMG3654.jpg
こちらの素晴らしいところは、展示されている資料はもちろんのこと、
保存会の方々が、足を運んだ人に対して丁寧に解説、説明してくれることでしょうか。

サイトもあります。
鴻之舞金山と上藻別駅逓

とても熱意を持って、運営されているというのがわかります。


もっとゆっくり見たかったのですが、
先を急ぐ身だったので(それでも30分以上は見ていた)
あとから来たお客と代わる形でおいとましました。

外には、サイロの休憩所や子供の遊び場のようなものもあって
家族連れでも楽しめそうになっていました。


こちら方面を通ったら、ぜひ立ち寄っていただきたい
お勧めの場所です。
(寄付金も募っているようで、ひそかに少しばかり奮発させていただきました)

公開期間は4月末~11月末。月曜と冬季は休館です。


ちょっとのつもりが思わず堪能しつつ
紋別へ向かいます。


つづく。

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